リモートマシンから MythTV を使って TV 及び TV録画を視聴する。

mythtv は mythfrontend と mythbackend から成り立っているソフトで、backend は必ずしも同一マシン上で走っている必要はないので、LAN 上の別のマシンで frontend を走らせれば別の部屋の PC から視聴することができるらしい。とりあえず実験的に、メインで使っている gentoo マシンに MythTV をインストールしてみた。

インストール下準備

先ず、mplayer をインストールする。mplayer mplayerplug-in mplayer-skins をインストールするのだが、emerge -pv mplayer として、使用可能な USE フラグを調べる。使用する USE フラグを決めたら、/etc/portage/pacage.use に記述する。私は、-dvb を記述しておいた。(日本では必要ないと思われる。)上記3つを emerge したら、common-codec win32codecs mpegcodec などを emerge しておく。

MythTV インストール。

次に、MythTV のインストールだが、emerge -s myth とすると、mythtv mythtv-themes mythdvd mythvideo mythwether... といろいろ出てくるが、mask されたものは一応はずして、最初に mythtv mythtv-themes のみをインストールすることにした。ここで注意点がひとつ、以前 gentoo に MythTV をインストールした際、非常に苦労したのだが、USE フラグに -dvb を追加することで難なくインストールできた経験がある。現在はバージョンも違うし、いろいろ状況も変わっていると思うが、怪しいものは取り除いたほうが良いので、/etc/portage/package.use に記述しておいた。そのせいもあってか、今回は割りとすんなりインストールすることができた。途中で、「Qtmysql をサポートしていないので USE フラグmysql を記述した上で Qt を reemerge した後に mythtv を emerge しろ!」と文句を言われて、Qt を emerge し直しただけですんなりとインストールできた。

Tips  gentoo を長らく使っていると kernel と kernel-header のバージョンがくい違うことがあるらしい。普段使いにはなんら支障がないので気がつきにくいのだが、emerge がなかなか通らないことが少なくないそうだ。2.6 が標準になってからかなり時間がたつので 2.6 どおしだとあまり問題がないのかもしれないが、2.6 が標準になった直後 kernel は、2.6 kernel-header は 2.4 のままで、いろいろな問題が起きていたようだ。私もまともにその問題に直面したくちである。kernelkernel-header のバージョンはあわせておきましょう。

次に、肝心の backend の設定と frontend の設定になるのだが、また次回にしよう