vncを導入

Note PC は持ち歩くには便利でよいのだが、日ごろのメンテナンスにわざわざ机の上を占領させておくのは無駄だ。そこで、メンテナンスは ssh で接続して行うことにしたが、できればWindowsリモートデスクトップ接続のようなことができればと思い、「遠隔操作、リモート」等をキーワードに検索をかけてみると、vnc と言うアプリがあった。早速、emerge -s vnc してみるとそのものズバリが存在した。

su - でスーパーユーザーになり、vnc をインストールする。

$su -
password:
#emerge vnc

一般ユーザーに戻り vncserver スクリプトを起動する。

#exit
$vncserver

初めての起動時は、パスワードを要求されるので一般ユーザーのパスワードを入力する。その後 vncserver スクリプト をシャットダウンする。

$vncserver -kill :1

これで、vnc の設定ファイル ~/.vnc/xstartup が生成される。
* vncserver スクリプトが起動しないときは、~/.bashrc を編集し /usr/bin のパスを通しておく。

$nano -w ~/.bashrc
PATH=$PATH:/usr/bin #この行を追記する。
  • vnc の設定

~/.vnc/xstartup を編集して、リモートでも xfce が起動し、日本語入力ができるようにする。

$cd ~/.vnc
$cp xstartup xstartup.org
$nano -w xstartup
#!/bin/sh

xrdb $HOME/.Xresourses

LANG=ja_JP.eucJP
XMODIFIERS="@im=kinput2"
export LANG XMODIFIERS
kinput2 -canna &
exec xfce4-session
xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &
  • vncserver にディスプレイナンバーを付加して起動する。
$vncserver :1

* ディスプレイナンバーとは、vnc が表示する仮想ディスプレイのナンバーであり、0 は、ホスト自身が使用しているので、1 以降を指定する。0,1 があるように、2 以降も存在する。別々のマシンから、別のナンバーを指定して、接続することも可能である。

  • vnc をインストールする。(Windows)
    1. RealVNC® - Remote access software for desktop and mobile | RealVNC へ行き VNC 4.0 Free Edition をダウンロードする。
    2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、すべて default のまま進みインストールする。
  • vnc viewer を起動する。
    1. デスクトップに現れた vnc viewer のショートカットをダブルクリックし、vnc viewer を起動する。
    2. Cnection Details の画面で、サーバー側(gentoo)の IP アドレスとディスプレイナンバーを組み合わせて入力する。
192.168.0.xx :1 * xx は、自分の環境に合わせたアドレス。
    1. Vnc Authentication の画面で、vncserver に設定したパスワードを入力する。

これで、Win 機から、リモート接続時に xfce が立ち上がり日本語入力もできた。

ここにスクリーンショットをおいたので参照されたい。