音楽を聴こう

ALSA インストール

  • kernel 設定

kernel 2.6 では、ALSA は kernel に取り込まれているため、kernel をコンパイルする際 /etc/make.conf の USE フラグに alsa を記述し menuconfig で Sound Card Support を有効にしておく必要がある。genkernel を使って kernel 設定をしていれば、自動的に有効になっているらしい。
ここから後は、 kernel 設定がすんでいるものとして書いてゆく。設定ができていなければ、kernel の再構築をすればよい。

次に、サウンドカードに使われているチップセットを調べる。

$su -
#lspci | grep -i audio
0000:00:05.0 Multimedia audio controller : Cirrus Logic CS 4614/22/24 [Crystal Clear SoundFusion Audio Accelerator] (rev 01)

次に ALSA Soundcard Matrix へ行きサウンドカードを探す。(上記の例では、Cirrus Logic へ行く。)
CS 4614,CS 4622,CS 4624 の detaile を見ると、cs46xx になっている。

  • /etc/make.conf を編集(追記)する。
#nano -w /etc/make.conf
ALSA_CARDS="cs46xx"
  • ALSA ドライバインストール
#emerge alsa-driver

「kernel 2.6 を使っているなら alsa はサポートされているので、driver はすでにインストールされています。」と言う意味合いの error が出たらそのままにする。

#emerge alsa-utils
#emerge alsa-oss

ALSA の設定

  • /etc/modules.d/alsa を編集する。
#nano -w /etc/modules.d/alsa
alias snd-card-0 snd-cs46xx  *alsa-driver のインストール時 error が出たならばこの行はコメントしておく。
alias sound-slot-0 snd-card-0
alias /dev/mixer snd-mixer-oss
alias /dev/dsp snd-pcm-oss
alias /dev/midi snd-seq-oss
#modules-update
  • システム起動時に、ALSA を有効にする設定
    ALSA は default ではなく、boot に登録する。
#rc-update add alsasound boot
#/etc/init.d/alsasound start
  • チャンネルミュートを解除する。

amixer もしくは alsamixer を使って、ミュートを解除するのだが、amixer は、コマンドラインツールなので、alsamixer が使いやすいだろう。

#alsamixer



←,→キーを使って項目を移動し、↑キーで音量調整をする。上図では左から2番目が選択されている。
Master,PCM,Center,Sorround の4つはレベル 100 まであげておこう。
少し見づらが、上手の棒グラフの頭の部分に MM と印がついているのは、ミュート状態である。デフォルトではすべてがミュート状態なので、音量を上げても MM を消しておかないと音は出ない。消し方は、m キーを押してゆくと on,off が切り替わるようになっている。音量調節が終わったら Esc キーを押して終了しよう。これで次回起動時からは、デスクトップ環境に KDE を設定していればちょっと騒々しい起動音が聞けるはずである。