Mac

HD レコーダ用にと思って確保した ATA100 80GB のハードディスクだがちょっと気が変わった、ずっと使ってきた Mac の G4 400 だが、いかんせん処理速度の遅さが気にかかるようになってきた。グラフィックカードを変えてみたりしてみたが、あまり効果はない。G5 に買い換えるのが一番手っ取り早いが、結構な出費になる。そこで OS X からは標準でサポートしている RAID を組むことにした。
都合がよいことに、G4 400 は、ATA100 80GB のハードディスクを使っている。早速バックアップ用に接続してある 14GB のハードディスクにデータのバックアップを取り、IDE のプライマリー側の master と slave に 80GB のHD を装着、セカンダリー側に、バックアップ用の HD と CD-drive を装着、しかしここで問題がひとつ。
CD-drive の真下にある 3.5inch ベイは、zip-drive MO-drive 専用のようで、ねじ穴が HD のものとは合わない。何とか2箇所をあわせて固定したが、IDE リボンケーブルの master slave 間隔が短すぎて取り付けができない。MO-drive や zip-drive ならばきっちりと収まるようにコネクタ間の長さが調節されているようだ。こういうところで、Apple のものづくりに対するこだわりと妥協を許さない部分を再認識することとなる。ここで Apple のことを感心していてもしょうがない。HD を装着するのが第一の目的だ。
HD を少し後ろにずらして固定することができれば問題を回避できそうだ。しかし 3.5inch ベイの後端には、仕切り版があってそれ以上は後ろへずらすことはできない。CD-drive 等を装着するフレームをよく見ると、仕切り版は2箇所でかしめて取り付けてあるようだ。そのかしめをはずして、両端を数ミリ切り取れば仕切り版を取り外すことができそうなので早速かしめをはずす。リーマーをかしめの穴に突っ込みぐりぐり回すと、かしめがはずれる、2箇所をはずして左右両端にあるつながっている部分数ミリをカナノコで切断。
アルミの粉をきれいに取り去り CD-drive と HD を取り付ける。今度は IDE ケーブルも取り付けられた。ここで配線等をチェックしなおして、一度起動してみる。
ちゃんと3個の HD が認識されている。CD-drive の動作チェックをして、OS X インストールディスクを入れて C キーを押しながら再起動させ、インストーラを立ち上げる。ディスクユーティリティーを起動させ、 RAID を作成後インストールを進める。インストール後、システムに常駐させていたソフトウェアをインストールして、動作のチェックを行う。メーラー、web ブラウザ等の動作チェックを行ってみたが、かなり快適だ。
これで G4 400 の Mac も、あと1〜2年は快適に使えそうだ。
RAID を構築した際のスクリーンショットを掲載しておく